第17回:薬局管理栄養士研究会 開催報告
令和4年11月19日(土)、オンラインサービスZOOMを活用し、城西大学坂戸キャンパスを配信会場として、第17回薬局管理栄養士研究会が開催されました。
本研究会は、薬局・ドラッグストアに勤務する全国の管理栄養士が情報交換と相互の連携を図ることを目的として、毎年1回開催されるもので、今年で17回目となります。
コロナ禍のため引き続きオンライン研究会となりましたが、約180名と大変多くの方にご参加いただきました。
本年は、テーマを「積極的な活動の発信・アウトプットで、成果の見える化をしよう」とし、研究会の会員化に関する説明、情報共有、口頭発表およびグループディスカッションを行いました。
会員化に関しては、本研究会会長 株式会社フォーラル 小口 淳美 氏より説明いただきました。
情報共有では、I&H株式会社 家辺愛子様より「薬局・ドラッグストアにおける栄養士活動の発信~職能拡大を目指して~」と題し、
なぜ活動の発信やアウトプットが必要なのか、実際のアウトプット事例等を発表していただきました。
口頭発表では、薬局で行っている取組みについてご報告いただきました。
管理栄養士としてどのようにアウトプットしていくことができるのか、価値を高めていけるのかなど、とても参考になる内容でした。
城西大学薬学部医療栄養学科/堀由美子先生からは、第 14 回薬局管理栄養士研究会参加者を対象とした調査結果から、
保険薬局・ドラッグストアに勤める管理栄養士・栄養士の就業実態についての研究を発表いただきました。
グループディスカッションは少人数制で行ったため、参加者皆様と密に話すことができました。
栄養相談の有料化や認定栄養ケア・ステーション、特定保健指導のことなど、様々な内容の話ができ、活発な議論の場となりました。
休憩時間には、帝人株式会社様、森下仁丹株式会社様より製品の紹介を動画で行いました。
終了後にはオンライン懇親会を開催し、初めて先輩管理栄養士への相談ルームを開設いたしました。
日頃の悩みを相談したりし、少人数で和気あいあいと意見交換をすることができました。
研究会にご参加いただきました皆様に御礼申し上げます。
今後も薬局・ドラッグストアで活躍される管理栄養士を中心に、薬剤師や関連職種の方々を含めた情報交換や情報収集、互いの交流の場として、活発な研究会になることを願っております。
会員化に向けて準備も進めて参りますので、また皆様にご案内させていただきます。
当日の情報共有と口頭発表4演題は以下のとおりです。
<情報共有>
「薬局・ドラッグストアにおける栄養士活動の発信~職能拡大を目指して~」
I&H株式会社 調剤薬局事業支援本部 学術研修部 栄養ケア推進課 家辺愛子様
<口頭発表>
演題1.株式会社パル・オネストの薬局管理栄養士活動について ‐現在の有料栄養相談‐
〇新沼 優子
株式会社パル・オネスト イノベーション事業部 栄養サポート課
演題2.在宅専門の薬局が行なったアウトプットの形~自宅から地域までを支える薬局としての活動~
〇井上 美穂1)、加藤 潤也1)、浅野 郁規1)、西尾 都1)、岩田 あゆみ1)、永山 智佳子1)、桑名 知佳1)
1)株式会社 hitotofrom まんまる薬局
演題3.薬局管理栄養士のスキルの評価~模擬栄養指導を通じて見えてきたこと~
〇溝口 由佳
株式会社 メディカルリンク
演題4.保険薬局・ドラッグストアに勤める管理栄養士・栄養士の就業実態
~第 14 回薬局管理栄養士研究会参加者を対象とした調査結果から~
〇堀 由美子1)、真野 博1)、清水 純1)、君羅 好史1)、小口 淳美2)、内田 博之1)
1) 城西大学薬学部医療栄養学科、2) 株式会社フォーラル
<情報提供>
帝人株式会社様
森下仁丹株式会社様
主催:薬局管理栄養士研究会
後援:城西大学薬学部医療栄養学科、城西大学薬学協力会
尚、次回の研究会開催に向けて、今回ご参加いただきました皆様、あるいは研究会にご興味がある方からご意見ご要望をお待ちしております。
会員化に関する質問も受け付けております。
<ご意見等の連絡先>
薬局管理栄養士研究会事務局
株式会社フォーラル 小口(おぐち)
a-oguchi@forall.jp